嫌好の日記

心に思い浮かぶことを、ろくに本も読まずに書いた雑記帳です。従って、たいそう訳の分からないことも多いでしょうが、暖かい目で見てやってください。

徒然草 現代語訳の現代語訳(21)

第二十一段 心の慰め 月を見ると本当に慰められる。あるオタクが「月サイコー」と言ったところ、もう一人のオタクが「月とかニワカだから。露こそ至高」などとバトルしたのは激アツだった。まあいいタイミングで見られれば、何でもエモいよ。月とか花は言う…

徒然草 現代語訳の現代語訳(20)

第二十段 惜しいもの 昔、ニートの誰かさんが「現世で失うものは何もないが、ただ過ぎる時間だけが惜しい」と言ったそうだ。ほんとその通り。

徒然草 現代語訳の現代語訳(19)

第十九段 季節について 季節が変わるのはマジでエモい。みんな「秋サイコー」とか言うけど春こそ至高。まあ秋もいいけどね。鳥の鳴き声が春めいて、のどかな太陽の下で芽吹きを見ると、春本番といった感じ。一面に霞が出てきて、桜もそろそろ咲くかなぁとか…

徒然草 現代語訳の現代語訳(18)

第十八段 倹約は大事 人間ってのは倹約して質素なのが立派。財産をため込んだり、名誉や利益を求めるのは論外。昔から賢人が金持ちなことは本当に少ない。中国にいた許由って奴は財産もなくて、水を飲む時も手ですくっていた。それを見た人が許由にヒョウタ…

徒然草 現代語訳の現代語訳(17)

第十七段 寺に引きこもる 寺にひきこもって、仏に仕えていると、退屈さも無く、心がキレイになる。

徒然草 現代語訳の現代語訳(16)

第十六段 音楽はいいね 神曲は激アツ。笛や竹笛もいいけど、いつも聞いていたいのは琵琶や琴だな。

徒然草 現代語訳の現代語訳(15)

第十五段 旅に行きたい 旅はイイね。新鮮な気持ちになれる。俺は都会人なので、田舎や山里はほんと新鮮。都に送る手紙で、「都合がいい時にあれとこれをやっとけ。忘れんなよ。」などと命令するのは気分がいい。あと田舎者は排他的なので、俺はいろいろ気配…

徒然草 現代語訳の現代語訳(14)

第一四段 和歌について 和歌はサイコー。低学歴のすることも、脳筋のすることも和歌で詠むとなんかイイ。怖い獣も和歌にすればマトモになる。でも最近の歌はダメ。一箇所だけ上手いことはあるけど、雰囲気とかまるでダメ。昔、紀貫之が「糸によるものならな…

徒然草 現代語訳の現代語訳(13)

第十三段 読書について 一人で本を読むのはイイ。遠い昔の人が友達になった気分がする。やっぱ中国の古典は最高。文選の神回、白氏文集、老子、荘子は特にアツい。日本の古典もなかなか。ジーンとくることが多い。

徒然草 現代語訳の現代語訳(12)

第十二段 語り合いたい 自分と同じタイプのオタクと語り合いたい。しかし、そういうオタクが都合よくいるはずもなく、大抵は相手の顔色を伺ってビクビク話す羽目になる。これめっちゃツライ。オタク同士で議論して「なるほどー」と思うこともあるけど、基本…

徒然草 現代語訳の現代語訳(11)

第十一段 蜜柑の木 10月ごろに山里に行ったのよ。まあ、知り合いを訪ねたんだが。コケだらけの長い細道を歩くと、そいつの家があった。何も無くて静かなのに、菊やモミジだけがお供えしてあって、やっぱ人が住んでるのかと思った。それで俺は「何も無くても…

徒然草 現代語訳の現代語訳(10)

第十段 住まいについて 家とかどうでも良いけど、住んでるヤツに似合った家は激アツ。エリートがはんなり住む場所はやっぱり何かが違う。差し込む月光もなんかイイ。庭は自然で、インテリアがレトロな感じで並んでるのが良い。いろいろ手間暇かけるのは逆に…

徒然草 現代語訳の現代語訳(9)

第九段 性欲は恐ろしい 黒髪ロングは至高。身分や性格ってのは声を聞けば余裕で分かる。だいたい、女というのはちょっとの仕草で男を惑わす。男の気を引くことしか考えていないよ。性欲はヤバい。いろいろな欲望があるけど、性欲だけは止められない。中学生…

死について考える

先日、中国・大連に旅行することがあった。ツアー旅行だったのでバスでの移動が多く、移動中はもっぱら睡眠をとっていた。その時に思いついたことを忘れたくないので記事にする。もしすでに言及された説なのであれば、調べてみたい。 思いついたのは「死後の…

徒然草 現代語訳の現代語訳(8)

第八段 エロの魔力 エロほど人を惑わすものはない。ほんと人間って愚か。女子特有のいい匂いとか、所詮うわべだけのものなのにドキドキする。昔、仙人がいたのよ。そいつ、洗濯中の女の脚に興奮してパンピーになったらしいぜ。でも確かに、女の手脚や肌はエ…

徒然草 現代語訳の現代語訳(7)

第七段 人生長いと恥も多い もし人が永遠に生きたら、それは最悪。世の中先が分からないから面白いのだ。でも、人間の寿命長すぎ。カゲロウは朝に生まれて夕方には死ぬ。セミは夏のうちに死ぬ。人間の寿命なんて1年で充分。それで満足できないなら、千年生き…

徒然草 現代語訳の現代語訳(6)

第六段 子供はいらない エリートでも底辺でも子供なんていない方がマシ。昔の偉い人もみんな家系断絶を願った。だって子孫が滅ぼされたら嫌だろ?あの藤原良房も「子孫が自分よりも劣っているのはダサくね?」といっている。聖徳太子も自分の墓を作るときに…

徒然草 現代語訳の現代語訳(5)

第五段 ニート生活は最高 めっちゃ悲しんでる奴が、その時の軽いノリで出家するのはしょうもない。 逆に、引き籠ってだらだらとニートしているのはイイね。 昔、源顕基という奴が「無罪だけど流刑になって、そこで月を眺めていたい」とか言ったが、こういう…

徒然草 現代語訳の現代語訳(4)

第四段 死後の世界 死後の世界を考え、仏教に真剣なのはイイね。

徒然草 現代語訳の現代語訳(3)

第三段 完璧超人でも 完璧超人といっても恋愛に興味ないのはダメ。底抜けのコップみたいなもん。 理想の女のためにさまよい、世間や親を気にせず思い乱れる。それでいて女には逢えず、一人寂しく不安なまま寝るのが良い。 とはいえ、女から軽く見られるのは…

徒然草 現代語訳の現代語訳(2)

第二段 倹約は大事 昔は良かった。 今の官僚ときたら、贅沢するのが立派だと思い、蓄財に走っている。 その裏で人々が苦しみ、国力が疲弊していることは知りもしないのに。 そういうやつは最悪。思いやりってものがない。 昔の大臣は「服や乗り物はあるもの…

徒然草 現代語訳の現代語訳(1)

第一段 この世界に生まれたからには さてと、この世界に生まれたからには願うことも多いだろう。 でも流石に「天皇になりたい!」ってのはムリゲーなわけ。 だってあいつら神の末裔だぜ?ヤバすぎ 摂政とか関白もまあヤバい。 それより下の官僚でも、ボディ…

徒然草 現代語訳の現代語訳(序)

序文 つれづれなるままに ヒマだ。何か書こう。こういう時、心に浮かんでくることをテキトーに綴ると妙に可笑しな気分になる。

平成VS昭和

元号が変わることもあって、平成史に関する議論が盛んになっている。平成という時代とよく比較されるのは昭和である。テレビ番組では平成世代と昭和世代がクイズや議論で対決するようなスタイルも多い。さて、私は平成生まれの若輩者で昭和がどのような時代…

史記 伯夷列伝(一) 要約

史記列伝の最初は伯夷・叔斉のお話です。漢文で約八百字の列伝ですが、伯夷・叔斉のエピソードはその1/4に過ぎず、多くは司馬遷の考察や意見に割かれており、彼が『史記』を書いた理由が表現されています。 (一) 殷の末期、君主であった紂王は酒池肉林の放…

サッカーと個人主義

サッカーの競技人口は2億人を超えるという。かたや野球は3000万人程度である。この理由としては、サッカーというスポーツの持つ強靭な普遍性が挙げられるといわれる。ボール一つでできることや、オフサイドを除けばルールが比較的簡単なこと、また人数の変化…