嫌好の日記

心に思い浮かぶことを、ろくに本も読まずに書いた雑記帳です。従って、たいそう訳の分からないことも多いでしょうが、暖かい目で見てやってください。

徒然草 現代語訳の現代語訳(11)

第十一段 蜜柑の木

10月ごろに山里に行ったのよ。まあ、知り合いを訪ねたんだが。
コケだらけの長い細道を歩くと、そいつの家があった。
何も無くて静かなのに、菊やモミジだけがお供えしてあって、やっぱ人が住んでるのかと思った。
それで俺は「何も無くても人は生きていけるのだなあ」と感心してたのに、庭の方を見ると柵でガチガチにガードされた蜜柑の木があって萎えた。
ほんと興ざめ。
こんな木がなければ最高だったのに。